いちばんのアロマセラピーは家事するとき

　アロマセラピーのある暮らし。

　私がエッセンシャルオイルにはじめて出会ったのは、自宅出張でフットケアをおこなうママ友さんの施術で使われたラベンダー精油でした。実は、その体験は心地よさではなく「めまいがした」不快感からだったのです。

だからこそ、

きちんと知りたい、使いこなしたい。

それがアロマセラピーをまなびたいという動機でした。

　精油知識で、症状に合わせた精油選びができるようになりたい・・・わけではなく、

暮らしの中で、ごく自然に「香り」によって健康を保つ生活をしていきたい

それが私が描いたアロマセラピーをまなぶ道すじでした。

　アロマコーディネータースクール（JAS/JAA日本アロマコーディネーター協会提携校）が提供する通信制の講座がその通りのものでした。

　暮らしの中で実践していく毎日。そのレポート作成は、急がず、焦らず、とことん自分のペースで、自分と向き合い、自分の心とつきあっていくものになったのでした。

　アロマセラピーのある暮らしを提案する。

　それはアロマコーディネーターとなったわたしの活動コンセプトとなったのです。

そのなかでも私がもっとも好きなのは、家事時間にあるアロマセラピーです。

・雑巾がけ　バケツの水のなかにエッセンシャルオイルをたらす

　季節によって、家族の健康状態によって、その時々に適した精油、気分をのせる精油を選びます。雑巾をしぼるたびに香ります。

　ほんのりと部屋中に香ります。お客様のほうが、それにすばやく気づかれます。

・洗濯気をまわす水の中にエッセンシャルオイルをたらす

　意外と仕上げ時ではなく、最初の洗浄時で大丈夫です。洗濯機が回っているときに、洗面所に充満する気になる匂いを抑えてくれます。布ナプキンを洗うときなどには不可欠です。

　洗濯物を干すときにも、衣類からほんのりと香りが漂う中で、家事が楽しくなるのです。

　アロマセラピーには、精油知識があると、かなりおもしろくなります。

知らずに使うより、知って使う方が、より心に作用するようです。

選ぶ楽しみも加わります。

　安全な使い方を知っておくと、安心して、使うことができます。

精油は、高濃度のエッセンスですから、安全な使い方は知っておかなければなりません。植物から抽出された、毒性をも持ち、薬にもなる、海外では治療目的でも使用される医療方法のひとつなのです。日本国内では、雑貨扱いですし、医療従事者に限らず、一般人でもまなぶことができます。それは、とても貴重なチャンスを得ることができるということです。

　アロマセラピーをまなび、よく知り、実践することは、自然環境と共に生きることでもあります。大自然のちからを借りて、その恩恵を受けていることは、日々の日常のそこかしこにも存在しているということに気づくきっかけでもあるのです。

　ほんの身近なところから、自然環境に恩返しする方法をもまなび気づくことになるでしょう。

　ぜひ、丁寧にまなんでほしいと思います。

　学生のみなさんにも、ぜひ。

　親子でも、ぜひ。

JAA認定　アロマインストラクター　　　洋美